初めてのクラブデビューは散々でした。

バブル華やかなし頃ですから、私が大分若かった頃で交際費が損金で認められた時代のことですが、仕入れ先から担当者の私と課長が銀座のクラブで接待を受けることになりました。
私は当時駆け出しで接待の席に呼ばれたこともなければ、クラブなるところへ行ったこともありませんでした。
本当は係長が行くことになっていたのですが、急用が出来てピンチヒッターだったのです。

私は本当は怖気づいていてあまり乗り気ではなかったのですが、課長の命令では仕方ありません。
夜仕入れ先の迎えのタクシーでクラブなるところへ行きました。
仕入れ先からは、部長さんと課長さんの二人でした。

私はクラブへ入ってびっくりしました。
和服を着た女性が一人いてその人がママさんだったのです。
他の女性は皆きれいなドレスを着ていました。
皆美人です。

ママさんが仕入れ先の二人とこちらの二人に挨拶をしました。
それからのことは良く覚えておりません。
とにかく男性の両側へ女性が座りましたが、私は緊張で女性の言葉にはいはいと言うばかりでした。
酔ってしまって、帰りはどう帰ったか覚えていません。
コンビニでコーラを買って飲んだことだけを覚えています。

散々なクラブデビューでした。